まず最初にひとこと。
ミントって、ガムとかアメのすーっとするやつのことじゃありません。
NFTの世界での「ミント(mint)」は、お口じゃなくて、ブロックチェーンに記録するための専門用語です。
正確に言うと:
「ミント(mint)」は英語で「鋳造(ちゅうぞう)」という意味です。
もともとはコインやお金を作ることを指す言葉でした。
NFTでは次のような意味になります。
ブロックチェーン上に、新しいデジタルデータ(NFT)を正式に記録すること。
「これは誰のものか」を証明する、“唯一の存在”としてNFTを生み出す行為です。
もっとかみくだいて言うと:
- デジタル作品に証明書をつけて、世界にひとつだけの存在として登録する作業
- 誰が作ったか・いつ作られたかをブロックチェーン上に記録する
- いわば「その作品に“本物の証明書”を貼る」ことです
iPhoneでMetaMaskからOpenSeaにアクセス&NFTを作る方法
(MetaMaskブラウザ使用・ガス代説明あり)
事前準備
- MetaMaskアプリ(iOS)をインストール
- ウォレットを作成(12語のリカバリーフレーズを紙にメモ)
- PolygonネットワークをMetaMaskに追加
手順
1. MetaMaskを開く
2. 画面下メニューの「ブラウザ」アイコンをタップ
※右から2個目の虫眼鏡マークです
3. アドレスバーに https://opensea.io を入力してアクセス
サイトを日本語に切り替える
- 左上の三本線メニュー(≡)をタップ
- 「Language(言語)」を選択
- 「日本語」を選ぶ
ウォレットを接続する
- 画面右上の「接続」ボタンをタップ
- MetaMaskを選択
- 自分のウォレットアドレス(0x~)が表示されればOK
ガス代ってなに?
NFTの作成やブロックチェーン上の処理を行うときには、「ガス代(Gas Fee)」という手数料が発生します。
これはネットワークに「これを記録して」と依頼するための手数料で、クレジットカードの決済手数料のようなものです。
- 数円〜数十円程度(Polygonの場合)
- POL(MATIC)という仮想通貨で支払います
- NFTの作成・出品・送信などの操作時に必要になります
NFTを作る前に:コレクションを作成します(ガス代が発生)
OpenSeaでは、NFTを作る前に「コレクション(作品のグループ)」を作る必要があります。
このコレクションを作成する際、実は自分専用のNFTコントラクト(発行所)もブロックチェーン上に作成されます。
このときに初回のみガス代(POL)がかかります。
一度作成すれば、同じコレクション内にNFTを何枚でも追加できます(追加分は無料)。
NFTを作成する手順
- 左上の三本線メニュー(≡)から「スタジオ(Studio)」を選択
- 「コレクションを作成」をタップ
- ロゴや背景画像
- コレクション名、説明文
- SNSやカテゴリ(任意)を設定
※この時点でガス代が発生します - コレクション作成後、「作成(Create)」ボタンを押す
- NFTの情報を入力
- 画像や動画(最大100MB)
- 名前(タイトル)
- 説明(任意)
- ブロックチェーンは必ず「Polygon」を選択(Ethereumは手数料が高額) - 最後に「作成」ボタンを押すと、NFTが正式にミントされます
→ ブロックチェーンに記録され、OpenSea上に/assets/matic/...
のURLが発行されます
NFTを作成したあと、どうなるの?
作成したNFTは、自分のOpenSeaプロフィール画面に表示されます。
確認方法:
- 右上のアイコンをタップ
- 「マイプロフィール」からNFT一覧を確認
作成後にできること
- 送信(Transfer):他のウォレットに送れます(出品中は不可)
- 出品(Sell):価格を決めて販売できます(このときもガス代が必要)
- 削除はできませんが、非表示にすることは可能です
NFTを他の人に渡すには
- 対象のNFTのページを開く
- 「Transfer(送信)」を選択
- 相手のウォレットアドレスを入力して送信
※出品中のNFTは送れないため、出品をキャンセルする必要があります(キャンセルにもガス代がかかります)