
ハンドメイド担当
直接触れるものお守りの入れ物作るハンドメイドを担当しています。
おじいさんが亡くなってから、しばらくは寂しい日々もありました。
でも、昔から好きだった手芸を、もう一度始めてみたんです。
パッチワーク、編み物、小さなマスク…。
いろいろ作りました。作るのが好きで、ただ夢中で針を動かしていた時間。
でも、それは誰かに頼まれたものではなく、どこかに届けるものでもありませんでした。
ちなみに、マフラーでもセーターでもワンピースでも、だいたい縫えます。
巾着だけじゃ、ちょっと物足りないくらいかもしれません。
でも、今回はちがいます。
はじめて「誰かの大事な願いを包む」ために、指先を動かしています。
ほんの小さな巾着かもしれません。
けれど、これが誰かの宝物を包むものになれるなら――
それはきっと、手芸人生の中で、いちばん意味のある一針かもしれません。
「まだまだ行けそう。」
そう思わせてくれたこのプロジェクトに、心から感謝しています。